■MLB ジャイアンツードジャース(日本時間12日、オラクル・パーク)

ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、1点を追う3回の第2打席で32号逆転2ラン本塁打を放った。

同スタジアムで3度目の本塁打をマークした大谷は、ついに右翼スタンド奥のマカビー湾に飛び込む名物“スプラッシュヒット”を達成した。

今季ワースト6連敗中のドジャースは、リーグ同地区2位・ジャイアンツとのカード初戦を迎え、相手先発はエース右腕のL.ウェブ。大谷が打席に立つとブーイングが響き渡る中、初球のカットボールを捉えると、打球は高々とライト方向へ舞い上がり、自身も確信の一発をマカビー湾に“沈めた”。“スプラッシュヒット”はジャイアンツ選手の本塁打のみに当てはまるが、大谷は飛距離124.9mの豪快弾で文句なしの日本人初“マカビー湾アーチ”をマークした。第1打席はフルカウントからの四球だった。

9日のブルワーズ戦以来、2試合ぶりのアーチで、本塁打ナ・リーグ単独首位は変わらず。今季チーム95試合目で32号の大谷は、シーズン55本ペース。21年に記録した前半戦自己最多の33本まで、今年は2試合を残し、あと1本に迫った。

明日13日は今季5度目の先発登板を予定している。ジャイアンツとの3連戦が終わると、大谷は自身5度目のオールスターゲーム(16日、アトランタ)を迎える。