山形県大江町の小学校できょう、児童が地域の伝統植物「青苧(あおそ)」を使った染物にチャレンジしました。
紅花と並ぶ"山形の宝"として江戸時代から大切にされてきたという大江町の特産品「青苧」。

大江町では特に大切にされ、きょう授業が行われた本郷東小学校では、校章のデザインが青苧がモチーフになっています。

4年前からは6年生が青苧で染めた布でコサージュを作り、卒業式で身につけていて、きょうは布を染める作業が行われました。
佐藤真優アナウンサー「葉の独特の香りが広がっています。これからこの真っ白のシルクの布をこの鍋に40分ほど浸して染めていくのですが、みなさん、一体何色に染まると思いますか?」

「みどりー!紫ー!水色!」

鍋に入れじっくり染め上げると…
児童「黄色になりました!(Qうまく染まった?)はい!」

青苧は煮出すと黄色い色素成分が溶け出します。
児童「黄色になるならもうちょっと明るくなるかなと思ったけど、案外暗い感じの黄色でした」

児童「だし巻き卵」

講師 青苧復活夢見隊 村上弘子さん「大江町を語る歴史上の植物なので、いつかの時代に(青苧が)好きな子どもが出ればいいなと思って、「未来の後継者」なんて気持ちで授業をしている」
