【平岡沙理アナウンサー】
「午前9時すぎのJR福島駅前の気温は32.8℃となっています。時折、なまぬるい風が吹いて肌にまとわりついてくるような暑さです」

9日の福島県は高気圧に緩やかに覆われ、朝から気温が上がりました。
伊達市梁川で37.3℃と全国5番目の暑さとなったほか、石川と福島で36.2℃など県内7地点で猛暑日を記録。
環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高くなることが予想されるとして、県内にことし初めてとなる熱中症警戒アラートを発表しました。

【神奈川県から来た人】
「きのう福島に着いたとき、新幹線降りたらもう頭がくらっとするくらい(暑くて)、こんなに違うんだって」

【二本松市からきた人】
「朝なのにすごく暑い。長袖で来たのを少し後悔しています」

各地の消防によりますと、郡山市内の70代男性が草刈り中に歩けなくなり重症となるなど、午後5時までに熱中症の疑いで26人が救急搬送されたということです。

一方、午後からは大気の状態が非常に不安定となり、県内各地でゲリラ雷雨が発生しました。10日も大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨の降る可能性があるため、気象台は大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。