東北自動車道で行われている大規模な改修工事を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

9日、福島県本宮市では、老朽化した橋の改修工事がメディアに公開されました。

【井上和之記者】
「工事が行われている東北道上り線では、老朽化した道路を新しい床材に交換する作業が行われています。」

公開されたのは、東北道上り線の安達太良川橋で行われている改修工事です。
安達太良サービスエリア近くにあるこの橋は50年前から使われていて、老朽化しています。
下り線の改修は去年終わり、6月から上り線でも工事が始まりました。

この日は大型クレーンを使い、新たな床板を橋げたに取り替える作業が行われました。
新たな床板は、1枚が縦およそ10メートル、横2.5メートルの鉄筋コンクリート製で、これを40枚、橋の上に敷き詰めます。
本宮インターチェンジと二本松インターチェンジをつなぐこの橋は、上下線で1日およそ4万台が通行していて、県内の交通の大動脈を担っています。

【NEXCO東日本福島管理事務所・茅原佑樹所長】
「老朽化する高速道路を長期にわたり維持するためご不便をおかけするが、ご理解いただき、長期にわたり高速道路ネットワークを利用してもらいたい」

ネクスコ東日本によりますと、改修工事は今年12月に完了する予定だということです。