石川県珠洲市は、去年9月の記録的豪雨のあとに亡くなった70代女性を災害関連死に認定したと明らかにしました。能登半島を襲った豪雨で災害関連死が認定されるのは初めてです。

珠洲市によりますと、女性は去年1月の能登半島地震で被災し、車中泊や避難先までの長時間の移動など不便な生活を強いられていた中で、去年9月に再び記録的豪雨で被災し、自宅が床上浸水の被害を受けました。女性は再び避難生活を余儀なくされ、豪雨の後片付けなどに追われたことで心身に相当な負荷が生じ、急性大動脈解離で死亡しました。

珠洲市は、死亡と災害に相当の因果関係が認められるとして、女性を災害関連死に認定しました。能登半島を襲った豪雨で、災害関連死の認定は初めてです。豪雨による死者は川の氾濫や土砂災害に巻き込まれた人を含め、これで17人となりました。