20年以上にわたりロシアの選挙をチェックしてきた独立系選挙監視団体「ゴロス」が、活動を停止すると発表しました。

ロシアの独立系選挙監視団体「ゴロス」は8日、声明を発表し、活動を停止すると表明しました。

5月にメリコニヤンツ共同代表がロシアで禁止されている「好ましからざる団体」の活動に関わった罪で懲役5年の判決を言い渡されたことを受け、「活動参加者だけでなく助言や法的支援を求める人たちさえも刑事訴追の脅威にさらすことになる」として、やむを得ない判断だとしています。

ゴロスは20年以上にわたりロシアの選挙を独自にチェックし、大統領選や地方選において選挙結果が改ざんされた疑惑などを指摘してきました。

今回の活動停止により、ロシアの民主主義のさらなる後退を危惧する声もあがっています。