アメリカのトランプ大統領が日本に対して8月から25%の関税を課すと表明したことについて8日、広島県の湯崎知事は「発動されたら非常に大きなインパクトがある」と危機感を示しました。
広島県 湯崎英彦知事
「内容自体は大変厳しい内容なので、これが具体的に発動されたら、非常に大きなインパクトがあると考えている」
湯崎知事は、8月1日から25%の関税が発動されれば、広島県のアメリカ向け輸出が約6500億円に上る中、「非常に大きなインパクトがある」と語りました。
その上で、「企業への影響を一概に見通すことは難しいが、当面は県の制度融資で資金繰りのニーズにしっかり対応していく」と述べました。
また、湯崎知事は今月14日から中央アジアのカザフスタンを訪問すると発表しました。現地では450回を超える核実験で100万人以上が被曝したとされる、旧セミパラチンスク核実験場を訪れるということです。

広島県 湯崎英彦知事
「核被害を受けた国との連携は重要だと考えていて、国際社会で核兵器廃絶に熱心に取り組んでいるカザフスタン共和国との連携は重要だと思っている」
カザフスタン政府との意見交換なども、予定しているということです。