人気ショートショート作家で、愛媛県松山市出身の田丸雅智さんを招いた書き方講座が、市内の小学校で開かれました。

松山市の石井小学校で開かれた田丸さんの「ショートショート書き方講座」には、4年生およそ150人が参加しました。

田丸さんは、まず不思議な言葉を作り、そこから想像を広げていくことなど、短くて不思議な物語「ショートショート」の着想のコツを伝授しました。

田丸雅智さん
「例えば『つめたい冷蔵庫』って言われたら普通ですよね。当たり前ですよね、『あつい冷蔵庫』って言われたらどうです?不思議ですよね、そんな感覚」

そして、児童たちはジャンルや時代など設定を具体的に考えるなど、田丸さんからポイントを教わりながら物語を仕上げ、中にはシートの裏側まで書き込み、ショートショートに収まらない大作も誕生していました。

参加した児童ら

「ショートショートの独特な世界観に浸れて良かった」

「自分で一番楽しむところが、一番頑張ってほしいところだったから、とても楽しんで書けたので良かった」

8日書かれた作品は今後、授業の中で読み合うほか、田丸さんが審査員長を務めるショートショートの文学賞「坊っちゃん文学賞」にも、そのまま応募できるということです。