社会人野球日本一を決める都市対抗野球大会の四国2次予選決勝が先週の土曜日高知市で行われ、愛媛県上島町のイワキテックは高松市のJR四国に敗れ、初出場初優勝とはなりませんでした。

「野球で地域を元気にしよう」と去年10月に発足した上島町のクラブチーム「イワキテック」。

選手達は造船関連の工場でフルタイム勤務の後、岩城島などのグラウンドで日々、チーム作りに励んできました。
初出場ながら快進撃を遂げ、迎えたJR四国との決勝。

イワキテックの先発、エース加藤は序盤から高い制球力と緩急を効かせたピッチングで本大会出場13回の強豪と互角に渡り合います。

しかし3回、1アウト3塁のピンチ…クロスプレーの判定はセーフ、1点を先制されます。
さらに2アウト1塁では…グラブに当てはしましたが、痛恨のエラー。
これで3点目を献上。

その後も小刻みに得点を許し5回までに6点を失います。

それでも1次予選と合わせ今大会5勝を上げているイワキテックは、6回、2アウト後2番・重見のヒットに四死球を絡めて満塁。
ここで4番・石原ですがライトライナー。
あと1本が出ません。

その後も得点圏にランナーを進め、最後まで攻める姿勢を貫きましたが、JR四国の先発河合を攻略しきれず完封負け。

それでも初出場で準優勝と四国の強豪に名乗りを上げました。

イワキテック 吉尾竜一キャプテン
「正直に、よくここまで頑張ったなと思います。非常に若い選手が多いので勢いのあるチームというのを目指してやってきたのでひとつそういう形が今回の大会で見えたので、それは継続してやっていこうかなと思います」