大分県九重町で特産の純白の小さな花、カスミソウが収穫の最盛期を迎えています。
冠婚葬祭をはじめ様々な場面で使われるカスミソウは暑さに弱く、一般的には秋以降に出荷されますが、九重町の飯田高原では高い標高の涼しい気候をいかして夏も出荷しています。

このうち森雅尚さんのハウスではおよそ1万3千株のカスミソウを栽培していて、8日朝も収穫作業が行われました。
出荷シーズンを迎えているのが「ベールスター」という品種で純白度が高くボリュームのある花が特徴です。今シーズンは3月以降の寒さや雨の少なさが影響して収穫のスタートが少し遅れたものの、例年並みの品質に仕上がったということです。
(JAおおいた飯田花き部会・森雅尚さん)「今年のカスミソウは、一本一本枝ぶりも良くて茎が太くて固く、良い品種が出来上がってると思います。星空を見るような感じで小さな花を見て癒されていただければ」
九重町のカスミソウの出荷は11月ごろまで続き、九州を中心に関東や関西の市場にも送られます。