山梨県南アルプス市の住宅で父親を刃物で切りつけ殺害したとされる16歳の男子高校生の処遇が決定しました。
甲府家庭裁判所は矯正教育を長期間にわたり施すのが相当として少年院に送ることを決めました。

この事件は今年5月、南アルプス市の16歳の男子高校生が自宅で69歳の父親を刃物で切りつけ殺害したとして送検され、その後、高校生は家庭裁判所に送られ、処遇が決まることになっていました。

甲府家庭裁判所は審判で犯行については、父親からの長年にわたる過酷な虐待に耐える日々を送る中で突発的に殺意を抱き父親を殺害したとしました。

そして犯行に至るいきさつなどの諸事情から、系統立った矯正教育を長期間施すのが相当とし、8日付けで高校生を少年院に送ることを決めました。