今年は戦後80年の節目です。
連合国軍による艦砲射撃に襲われた岩手県釜石市の小学校では7日、戦争の記憶と悲惨さを伝える出前授業が行われました。

釜石小学校の6年生を対象に行われた出前授業では、市内で活動する読み聞かせグループが太平洋戦争末期の1945年、7月と8月に釜石を襲った艦砲射撃の紙芝居を上演。
朗読した浅沼和子さんは、4歳のときに艦砲射撃を体験しました。

(浅沼和子さん)
「逃げる途中で死んでしまうって思ったんです。4歳の私の忘れられない記憶です」
子どもたちは真剣な表情で浅沼さんの話に聞き入っていました。

(紙芝居を見た児童は・・・)
「世界の人と仲良くするためけんかをしないように全員で平和に暮らしたい」
戦後80年、戦争体験者の話を次世代に継承する重要性が増しています。