甲府空襲の体験を語ったのは当時12歳で甲府市の相生地区に住んでいた桂田晶子さん91歳です。

この講話は、甲府市内で開かれた戦争と平和を考える企画展にあわせて行われたもので、甲府市や笛吹市などの小学生 およそ230人が参加しました。
桂田さんは母親や弟らと自宅から西の荒川方面へ必死に逃げ難を逃れましたが、アメリカ軍のB29が落とす焼夷弾の威力のすさまじさを目の当たりにしていました。
桂田晶子さん:
「(B29から)赤い光が地面の上に落ちてくる途中でぱっと空中で散らばる。その炎が炎を呼んで、大きくなった炎が甲府の街を舐めるという状況だった」