長野県内では山岳遭難が過去最多だった2024年を上回るペースで発生していて県が注意を呼びかけています。
県によりますと2024年に発生した山岳遭難は321件、遭難した人は350人で件数、人数ともこれまでで最も多くなりました。
2025年は6月29日時点で127件、149人が遭難し件数、人数とも去年を上回っています。
2024年は遭難の3分の1以上が夏山で起きていて県は注意を呼びかけています。

阿部知事は、4日の会見で
「近年の動向を見ますと、ご自分のレベルや技量に合わない無理なスケジュールや目的地選び 装備不足も見受けられる」などと述べました。
遭難者の約45パーセントが60歳以上で原因は転落や転倒が半数を占めています。
また、居住地別では長野県内が53人東京都と神奈川県がそれぞれ46人となっています。