最近、指にしびれや痛みがある。もしかしたら、それ、スマートフォンやパソコンの使いすぎが原因の「手根管症候群」かもしれません。

あなたは大丈夫?“アレ”ができないと「手根管症候群」かも…

スマホの長時間使用が原因になることもあるという「手根管症候群」について、都内のクリニックで話を伺いました。

そもそも「手根管」とは、手首の中にある指を動かす筋肉や神経が通っている部分のことです。指や手首を酷使することで神経が圧迫されると…

国分寺整形外科リハビリクリニック 菜畑剛一 院長
「よく使う手の親指から薬指の半分までがしびれる。ひどくなるとずっとしびれている。正座したあとの状態がずっと続くことが起こる」

高柳光希キャスター
「普段こんな感じ(片手)でスマホを持って触っているんですけど」

菜畑剛一 院長
「親指で操作することによって圧迫が加わるので、両手で持って片一方(の手)で操作する方が手根管には優しい使い方なのかなと思います」

症状がひどくなると親指に異変が起こるそうです。

菜畑剛一 院長
「マル、OK(のハンドサイン)をする時に母指球筋というところに力が働かないので、きれいなOKができないというのは特徴になるかと思う」

OKサインができるか街で聞いてみると…

20代 2人組
「はい」「出来ます」

症状を感じていない人もいれば…

30代
「(スマホで)動画とか長時間見ることが毎日多くて、しびれみたいなのが起きたりして。負荷が掛かっているかなって」

早期発見のために自分でチェックする方法もあります。

まずは、手の甲を合わせるようにして、手首を90度ほどに曲げて押しつけます。時間は30秒から1分程度です。

高柳光希キャスター
「今のところ“しびれ”は出てきていないんですけど…。普段からしびれを感じていない人でも、これをやることによってしびれる可能性も?」

菜畑剛一 院長
「(しびれが)出るようであれば当然、気をつけましょうというサイン」

もうひとつ、「手根管」を指で叩いてチェックする方法もあります。

菜畑剛一 院長
「(手根管)の部分を軽く叩いてあげると、ビリビリっていう感触が出ることがあると陽性ですねってことが言える」

スマホの長時間使用だけではなく、大きな画面のスマホを使ったり、アクセサリーを付けて重くなったりするなど、手に多くの負荷がかかることで発症のリスクが高まるといいます。