夏の高校野球宮崎県大会の注目校。夏の大会としては県内で初めてあるルールを使用する高千穂高校野球部を紹介します。

そのルールはこちら、「単独廃校ルール」です。


こちらは部員が5人以上9人未満の場合、合計10人になるまで他校の選手を借りて試合に出場することができる制度です。
この制度を利用して出場する高千穂高校部員5人の夏にかける思いを取材しました。


グラウンドで練習に汗を流す高千穂高校野球部。2016年の秋の県大会では準優勝、2017年の夏の県大会ではベスト8に名を連ねるなど好成績を残してきましたが、現在、部員は3年生3人、2年生2人の合わせて5人。単独校としては試合出場が叶わない状態です。


このため夏の大会としては県内で初めて単独廃校ルールを活用し出場することになりました。


(高千穂高校 川並考也 監督)「このようなルールがあるというのを教えていただいて延岡学園さんが快く選手を貸してくださるのがありがたく最後の夏は思い出に残るものなので出場機会は与えたいなと思っていた」

少ない人数の中、互いに支え合い共に練習に励んだ毎日。
このチームでは公式戦での勝利はありませんが夏へ向け練習試合の数も増やしました。

(野尻泰史 主将)「少ない人数だが、その分団結力が大きくて上下関係とか全然なくてとても仲がいいチーム。」