農作物を食い荒らし人間を悩ませるイノシシです。岡山市中区に仕掛けた檻で、一度に8頭が捕獲されたとRSKに連絡がありました。地区の特産の果物が深刻な被害にあっていました。

興奮した様子でおりに体当たりし、威嚇するイノシシ。2022年2月7日、岡山市中区沢田地区の山ぎわに仕掛けていた捕獲用の檻に入っているのが見つかりました。

檻に捕獲されたイノシシ

(檻を管理する 西江義雄さん)
「親が2頭、子が6頭、一度に8頭というのは私は初めて。」

捕獲されたのは、体重約40kgの3歳前後のメスが2頭、昨年秋生まれたと見られる生後数か月の子が6頭、2組の親子と見られます。周辺では以前から目撃が相次いでいました。

(近所の人)
「うちの庭にも入ってくる。庭に堂々と芝生から入って、お父さんが畑耕した後にきれいに耕してくれて…」

一度に8頭が入った檻はイノシシの警戒心を下げる工夫がなされたものです。

(NPO法人green顧問 西岡正義さん)
「大きいやつは入ることよりも、逃げることを先に考えて慎重に慎重に行動しますから」

西岡正義さんが顧問を務めるNPOで製作したものです。トンネルのように両側に出入口を設けています。

(NPO法人green顧問 西岡正義さん)
「向こうに出口があると、”ああここは通っても大丈夫かな”と。」