熊本市内の住宅から死んだネコ約150匹が見つかった問題で、警察はネコが死んだ原因を調べるために、ネコの死がいを証拠品として差し押さえました。
6月2日、熊本市北区弓削(ゆげ)の住宅で、約150匹のネコが死んだ状態で見つかりました。

住人の女性は、ネコの保護団体に所属していて、熊本市は、女性がネコの死がいを放置し劣悪な環境で複数のネコを飼育したとして、動物愛護法違反の疑いで刑事告発しました。
見つかったネコの死がいは問題の団体とは別の団体が一時的に保管していましたが、7月4日、警察が事件の証拠品として回収しました。

記者「警察がネコの死がいの回収を始めます。手袋をはめています」
今後は、ネコが死んだ原因や、ワクチンを打つなど適切に飼育されていたかを調べることにしています。
関係者によりますと、警察は女性の住宅を6月に家宅捜索していて、敷地内の地中からは10匹ほどの死がいが新たに見つかったということです。
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