今年の春闘の最終結果について、労働組合の中央組織「連合」は、賃上げ率が平均で5.25%になったと発表しました。33年ぶりに5%を超えた去年を上回る結果となりました。

「連合」はきょう、今年の春闘の賃上げ要求に対する企業からの回答の集計結果を発表しました。

連合によりますと、定期昇給と基本給を引き上げる「ベースアップ」をあわせた今年の賃上げ率は5.25%でした。去年の賃上げ率は33年ぶりに5%を超える5.10%でしたが、今年はさらに上回る結果となりました。

また、組合員が300人未満の中小企業の賃上げ率は前の年から0.2ポイント増えたものの、4.65%にとどまりました。

連合は「中小組合が健闘したことは間違いないが、格差是正という目標に比べれば不十分と言わざるを得ない」などと分析しています。