■“変動金利”から“固定金利”への変更は?
南波キャスター:
組み合わせや期間で決めていかないパターンで、変動金利、固定金利で始めた場合の借り換えについてはどうでしょうか?
<街の人の声>
「固定金利に借り換えるのはいつがいい?」
「上がるとわかってから借り換えても間に合う?」

福本室長:
これは非常に残念なお話になってしまうんですけど、金利はどうしても長い金利から上がっていく傾向があります。今回、全期間固定型の住宅ローンがメガバンクを中心に引き上げられたというニュースになっていますけれども、こちらの長期金利とか超長期金利から金利が上がってきますのでその結果として固定金利型の商品はどんどん金利が上がってきている状態です。
変動金利型は逆に言えば日本銀行が低金利政策で低く抑えていますので、0.4%~0.5%ぐらいの低いところでずっと横ばいで推移している状態です。ですので金利上昇だとなった場合に既に固定金利型の商品は金利が上がってしまっていることが大いにあり得ると思うんですね。なので金利が上がってから借り換えるのではもう遅いってことになります。なので固定金利で借りたい方はできる限り早く、今すぐに固定金利で借りた方がいいという判断になろうかと思います。
井上キャスター:
そうなると、長い金利がどうなっていくかっていう端緒を捉えるのが分かりやすい?
福本室長:
長い金利が固定型に影響して短い金利が変動金利型に影響します。日銀がまず解除するとしたら長い金利を上げるところから始めますので、一定のタイムラグがあると思います。変動金利型が上がるには一定のタイムラグがあるということは言えると思います。