医師の方に教えてもらいました
連日猛暑が続くなか、仕事やイベント終わり「キンキンに冷えた飲み物」が無性に飲みたくなりませんか?
ここで気を付けたいのが「飲酒後の運転」です。「お酒を飲んで、一晩眠れば大丈夫?」という認識の人も多いのでは?今回、取材するまで筆者は「飲酒後に8時間くらい寝ればアルコールは抜けている」と思っていました。
現在、一部の事業所では業務で車を運転する際に、事前に「検知器での酒気帯びの有無の確認が義務化」されるなど、アルコールに対して注意が求められています。

医学的に「アルコールが体から抜ける」のには、一体どのくらいの時間が必要なのか?専門家の医師に話を伺いました。
飲んだ「アルコール」の行方は?
ビールや日本酒などに含まれる「アルコール」は、一般的に酒類の主成分であるエチルアルコール(エタノール)を指します。
アルコールが体内に入ると、胃や腸で吸収され、血流に乗って「肝臓」に運ばれます。そして肝臓内の酵素で分解されて尿や汗として体外へと排出されます。
この分解に掛かる時間が、いわゆる「アルコールが体内から抜ける時間」にあたるということです。【画像②】では、分かりやすく図で解説しています。

消化器内科医であり、日本肝臓学会認定肝臓専門医資格を持つ、岡山市立市民病院の狩山和也副院長【画像③】に、詳しく解説してもらいました。
