国は改めてアナフィラキシーへの適切な対処を指示


(西春内科・在宅クリニック 福井康大院長)
「(アドレナリンの)容量調節をして、太ももの前側で打ち込む」


こう話すのは、愛知県北名古屋市の西春内科・在宅クリニックの福井康大(ふくいやすひろ)医師。

アナフィラキシーが起きた際の、最も優先すべき対応がアドレナリン注射だと話します。


(西春内科・在宅クリニック 福井康大院長)
「アナフィラキシーの疑いと診断したタイミングですぐに打つ。症状が進んでからアドレナリンを打っていては効果は遅いので直ちに打つ」



そして、愛知県愛西市で女性が亡くなった、今回の件についてはこう話します。

(西春内科・在宅クリニック 福井康大院長)
「非常に残念なことだと思う。こういうことが二度とないように各医療機関・ワクチン接種する会場などでは、有事の際にすぐに対応できるように環境を整えていく必要があると強く感じている」


ワクチン接種後の体調急変に、どう対処すべきだったのか。新型コロナワクチンを打つ全ての人に関係する問題です。国は11日改めて、アナフィラキシーへの適切な対処を全国の都道府県や市町村に指示しています。