米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

あすは暑さマシマシですがまた激しい雷雨のおそれがあります。

大気の状態が不安定というのは、上空に冷たい空気=寒気が流れ込んで地上の気温が上がると、その温度差で大気のバランスが不安定になるんです。
きょうもこの冷たい空気=寒気はあったんですが、地上の気温が上がらなかった。

あすはこの上空の寒気が離れていきますので天気は安定するんじゃないかと思われるかもしれませんが、実はあすは高気圧に覆われてきょうよりも晴れそうなんです。

ということは上空の寒気は弱まっても地上の気温が上がるので結果的にきょうと状況が変わらないんです。

ですから、あすの午後は雷雨の恐れがありまして、激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風にまだまだ注意が必要な状況となります。

雷が鳴りやすい確率=発雷確率を見ていきますと、雷が鳴りやすい確率が50%以上の赤色部分は、あすの正午から午後3時では県内ほぼ全域となっています。ですからどこで雷雨が起こってもおかしくない状況です。この全部でというわけではなく局地的という形です。

それが夕方にかけてはほとんど変わらない形なので、やはり正午から午後6時の時間帯は特に天気の急変に注意が必要です。

あす以降、あさっての発雷確率を見ていくと、ピーク時が夕方頃、あすほどではありませんがまだまだ甲府盆地も含めて、天気急変の可能性があります。

そして5日土曜日にかけて、その範囲がだんだん狭くはなっていきますが山沿いを中心に天気急変がありますのでまだまだ油断はできません。