局地的な豪雨による「都市型水害」への対応力を強化するため、福島県いわき市のため池で、2日、ボートを使った救出訓練が行われました。
いわき市では、2019年の台風19号による豪雨災害で、14人が亡くなるなど大きな被害が出ました。こうしたことから、いわき市消防本部では、台風や局地的な豪雨による都市型水害に対応する訓練を行いました。
市内のため池で行われた訓練には、消防署員30人が参加し、ボートを操縦して溺れている人を救出したり、高い所に取り残された人を助け出したりしました。
いわき市常磐消防署・長谷川秀明副署長「長い時間水に浸かると低体温症を引き起こすので、生命に危険が及ぶ、そうした場合にはできるだけ高い場所に避難していただきたいと思う」
消防では、水かさが増えてきて避難ができない場合は、2階など高いところへ垂直避難して消防に通報するよう呼びかけています。
