長野県坂城町のプラスチック成形用金型鋳造・エスピー工業が地裁上田支部から破産手続きの開始決定を受けました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、エスピー工業は1995年に倒産した塚田金型興業の営業基盤を継承して創業し、主に事務用品向けのプラスチック成形用金型鋳造を手がけ、2019年2月期の年間の売上高はおよそ4500万円を計上していました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で受注が減少した上、原材料や燃料、資材価格の高騰を受注単価に転嫁しきれずに収益が悪化。債務も増加し資金繰りがひっ迫する中、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念しました。
負債はおよそ7300万円だということです。