静岡県は7月2日、6月下旬にマダニが媒介する「日本紅斑熱」の患者が4人確認されたと発表しました。2025年に入り患者は12人となり、過去最多の患者が確認された2024年の同時期に比べ3倍のペースとなっています。
県によりますと、日本紅斑熱の感染が確認されたのは、熱海保健所管内に住む70代の男性と女性、東部保健所管内の50代女性、中部保健所管内の20代男性の合わせて4人です。
4人は発熱や発疹などの症状が出たため医療機関を受診、静岡県環境衛生科学研究所の検査で日本紅斑熱の病原体遺伝子が検出されました。いずれも快方に向かっているということです。
4人は発症前に農作業や草刈り、野外活動をしていたということで日本紅斑熱の病原体遺伝子を持つマダニにかまれたと推定されています。
2025年に入って県内で確認された日本紅斑熱の患者は12人となりました。
過去最多の年間14人が確認された2024年は6月までに確認されたのは4人で、感染者数は3倍のペースとなっています。
県は、特にマダニの活動が活発な春から秋にかけては注意が必要で、肌の露出を少なくするなど、一層のマダニ対策を呼び掛けています。
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