続いてやってきたのは、こちらも“3大観光名所”の1つ「龍山寺」。「台湾最強のパワースポット」と言われていて、「何でも願いを叶えてくれそうな雰囲気がある!」と、取材班のテンションも上がります。

中に入ると、建物の屋根や柱に、鮮やかで細かい龍の彫刻などが施されていて、それを眺めるだけでも楽しめます。「龍山寺」は1738年建立で、第二次世界大戦中に空襲で正殿が全壊しましたが、奥にある観音様だけは鎮座したまま残っていたと言われています。観音様の“不思議な力”によるものなのでしょうか。
そんな「龍山寺」が「特別なパワースポット」だと言われる理由があります。境内には、「仏様」だけではなく、たくさんの「神様」も集まっていて、海の神様「天上聖母」や、縁結びの神様「月老神君」の姿も。「龍山寺」は台湾で唯一、“仏と神、どちらも祀っている寺”なのです。
そんな「龍山寺」で有名な「おみくじ」も体験しました。もちろん、台湾の漢字で書かれていて、解読にはなかなか苦労しますが、今回コーディネーターを務めてくれた王良鈺さんに翻訳してもらうと…。

◆王良鈺さん
「本当は…あんまり良くない…」
◆岡本采子アナウンサー
「えぇぇぇ…!!!」
◆王良鈺さん
「仕事運でいうと、今のままだったら平安でいられるんです。おみくじを解読すると、本当は、自分の頭の中では『東に行きたい、西にも行きたい』。だから『中心=今のまま』というのは、自分の中では求めていないんです」
◆王良鈺さん
「でも、来年になったら…大丈夫そうですよね」
◆岡本采子アナウンサー
「今年1年は辛抱ですか?」
◆王良鈺さん
「そうそう、今年はちょっと辛抱」
◆岡本采子アナウンサー
「今年は仕事を頑張って、来年になったら、いろんな事に挑戦したら良いということですよね?」

◆ディレクター
「…仕事で迷っているんですか?」
◆岡本采子アナウンサー
「いや、私、何にも迷っていなくて、そんなに悩みも無い方だったんですけど…。あれこれ『やりたい』と言わず、コツコツ地道に頑張っていけば良いのかなと思いました。神様、いいアドバイスをありがとうございます」
…確かに岡本アナウンサーは、日々の仕事をあれもこれも意欲的・積極的にしてくれて、取材に行ったら原稿に収まりきらないくらいの情報をたくさん書いて「伝えよう」としてくれているのです。「張り切り過ぎず、コツコツ頑張りなさい」。龍山寺の神様・仏様が、おみくじで、そうメッセージをくれたのかもしれません。