十島村の悪石島で取材をしている藤田記者に現場から伝えてもらいます。

悪石島の集落の中心部からお伝えしています。私がフェリーで島に到着した午前9時半以降もたびたび下から突き上げるような揺れを感じます。地震は多いときには数分おきに発生し、体がずっと揺れているような錯覚を覚えます。
1時間ほど前には、震度4の地震があり、私は室内にいたのですが、突き上げるような揺れのあと、横揺れが20秒ほど続きました。窓ガラスがガタガタと揺れ、建物がギシギシときしむような音がして、恐怖を感じました。
島にはきょう1日、警察や海上保安庁のヘリコプターが降り立ち、職員が一軒一軒訪ね様子を見て回っていました。
島民からは「大きな地震がまた発生するのではないか」と懸念する声が聞かれました。
一連の地震が発生して10日間が過ぎ、きのう30日震度5弱を観測した悪石島では住民の緊張感がさらに高まっているように感じます。
以上、十島村の悪石島から中継でお伝えしました。