福岡県のLPガスボンベの検査所で耐圧試験を行わず合格としていた不正が発覚し、大分県内では検査を受けていないボンベが、日田市でおよそ750本が使用されていることがわかりました。

大分県によりますと、LPガスボンベの検査で不正を行っていたのは、福岡県飯塚市の大内田産業です。

この事業者が運営する検査所では、法律で定められたボンベの耐圧試験を実施せずに合格の刻印を偽造したケースが発覚しました。

未検査のボンベは、福岡など九州5県でおよそ8万5000本にのぼり、大分県内では日田市で749本が使用されているということです。

県では販売事業者に未検査のボンベを回収するよう指導するとともに、大分市内に3か所ある検査所を近日中に立ち入り調査する方針です。

県は「未検査でも通常の使用なら直ちに危険性はない」としています。