新型コロナウイルスなど、人と動物に共通する感染症が世界課題となる中、福岡市で人と動物の健康と環境保全を一体的に考える国際大会が始まりました。


◆獣医師ら約2000人が参加
11日から福岡市で始まったのは、FAVA(ふぁば)=アジア獣医師会連合の大会で、13の国と地域から獣医師ら約2000人が参加しています。

27年ぶりに日本での開催となった今大会のテーマは「アジアからのワンヘルスアプローチ」です。「ワンヘルス」とは、人と動物の健康と環境保全を一体的に考えるもので、大会では新型コロナウイルスのような人獣共通の感染症に対する対策など最新の研究成果が発表されます。


◆先進地・福岡から世界に再発信
アジア獣医師会連合 蔵内勇夫会長「ワンヘルスの重要性をアジアに、そして世界に再び発信してまいります」

大会は13日までの3日間行われ、最終日には「アジアワンヘルス福岡宣言」がまとめられる予定です。