味が濃いのが好きだけど、塩分が気になる…


多くの人が抱える悩みかもしれません。
新潟県が進める“健康づくり事業”から生まれたお弁当やお総菜で、おいしく健康づくりをするのはいかがでしょうか?


ささみのカツに、おひたし、ひじき…と、バランスのとれた和食弁当。
お昼時などについ手に取りたくなります。

【記者リポート】「惣菜に弁当と色鮮やかに並んでいますが、セールスポイントは『からだがよろこぶ』です」


新潟県は、健康づくり事業の一環でスーパーなどと連携。
塩分を抑えるなど健康に配慮した弁当や総菜を『からだがよろこぶデリ』とし、おととしからプロモーション活動を行っています。10日には、県と食の専門家が集まって試食会が開かれました。


例えばこちらの「野菜の黒酢和え弁当」は、塩分が全体でなんと1.7gですが、減塩とおいしさを両立しています。


【新潟県 橋本憲次郎副知事】「味がしっかりしてるのに塩分がこれだけ少ないというのは、特徴の一つかなと」


【新潟県立大学人間生活学部健康栄養学科 村山伸子教授】「いわゆるヘルシー弁当で味気ないのとは全く違う、お弁当になってますので」


登録事業者も商品も今年度は倍増。
10月末現在で、新潟県内の12社198店舗で49品目が登録されていて、県では、さらに多くの店舗で販売していきたいとしています。


【新潟県福祉保健部 松本晴樹部長】「裾野が広がっていて、いろいろなスーパーで『からだがよろこぶデリ』を始めていただいている。これで県民の認知もさらに上がるということで、いい循環」


県が目指す健康づくりに、この「からだがよろこぶデリ」が一役買いそうです。