あす、香港では「国家安全維持法」の施行から5年となります。言論統制が一層強化されるなか、香港の外では“静かなる抵抗”が行われました。
記者
「ロンドンの中心部で抗議活動が始まりましたが、誰も一言も発していません。サイレントパフォーマンスです」
口に赤いテープを貼り、手にしたボードには「香港はすべてうまくいっている」というメッセージ。香港の人々が沈黙を強いられているにもかかわらず、「何も起きていない」という香港政府への皮肉が込められています。
パフォーマンスは「香港国家安全維持法」の施行5年にあわせ、ロンドンなど世界17の都市で行われました。
参加者
「(香港国家安全維持法施行から)5年が経ちましたが、私たちはいまだにもがき続けています。香港は我々の故郷です。かつての香港を取り戻すため、決して立ち止まりません」
『香港国家安全維持法』、2020年に香港で反政府的な動きを取り締まる目的で施行されました。最高では終身刑が科され、逮捕者はこの5年で300人以上にのぼります。
言論統制が一層強化されるなか行われた“声なき”パフォーマンス。発案した香港出身のアーティスト、ケイシー・ウォン氏(55)は…
ケイシー・ウォン氏
「(政治に関心のない人が)街でパフォーマンスを見かけて、家に帰って思い出すのです。本当に香港では“すべてうまくいっている”のだろうか?と」
ケイシーさんは大学で教べんを執っていましたが、「国安法」の成立で活動が制限され、台湾に移住しました。
ケイシー・ウォン氏
「香港の惨状を知ってください。私たちは抵抗するのが遅すぎました。日本を“第二の香港”にしてはいけません」
パフォーマンスは東京でも行われました。
レイディー・リバティー香港代表 アリック・リーさん(38)
「私たち海外にいる香港人が香港のことを世界中に発信する責任があると思います。沈黙することが平和ではない」
今もなお、香港の自由への戦いは続いています。
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