旅がもっと楽しくなるかもしれません。鉄道会社が工夫を凝らした「鉄印」の販売が、広島県内でも27日から始まりました。

寺社巡りで人気の御朱印に劣らぬ力強い文字と、車両のデザインが描かれています。

鉄印は、全国40の鉄道会社が多くの人に魅力を知ってもらおうと2020年に始まった取り組みです。「中国・四国エリア」は初となります。

県内では、広島電鉄とアストラムライン2つの路線が対象です。決められた窓口で、鉄印帳に加えて300円を支払うと、鉄印がもらえます。

末川徹記者
「無事に日付を押せました。非常に満足です」

県外からも熱心な鉄道ファンが、買い求めに訪れました。

名古屋の鉄道ファン
「今回、広島・岡山の路面電車が鉄印になった。広島駅も新しくなって良い感じ」

廿日市市の男性は、北海道から熊本まで、なんと100以上の鉄印を集めているそうです。戦国武将のキャラクターとコラボするなど、地域によってさまざまな個性があります。

廿日市市の鉄道ファン
「日ごろ行けない場所に行けるのが一番。乗ってみれば景色もいい。ローカル線の良さが分かる。応援したい」

鉄印は、まさに「旅の証」。広島電鉄の新たな路線の誕生とともに、特別な1ページを刻みます。