「弘南鉄道」は昨年度、4086万円の赤字決算になったと発表しました。赤字は14期連続で、役員報酬を減額するなどとしています。
弘南鉄道は27日、青森県平川市で株主総会を開き、昨年度の決算を報告しました。
それによりますと、昨年度、営業収益は3億79万円に対して、経常損益が2億1900万円、県や国からの補助を除いた当期純損益は4086万円の赤字となりました。赤字は14期連続です。
これを受け、役員報酬の2割減額を1年間実施するなどとしています。
弘南鉄道 成田 敏 社長
「各自治体からの補助金は大変感謝しているところなのですが、これ以上、ご支援を願うというのも、なかなか厳しい・申し訳ないという気持ちがあります。なんとかこれ以上の赤字を出さないように、という気持ちでございます」
弘南鉄道は、今後もイベント列車を増やすなどして増収を図り、経営を改善させる方針です。