ソフトバンクグループの孫正義社長は、人類をはるかに超えた人工超知能=ASIで、世界一のプラットフォーマーになると強調しました。

ソフトバンクグループ 孫正義 会長兼社長
「人々を幸せにする、人々に笑顔になってもらいたい、そのための情報革命であります。この変わらない思いを皆様に約束して、改めてきょうは決意としてASI(人工超知能)の世界でプラットフォーマーとして、世界一を目指してみせるという宣言であります。私はもうオールインといいますか、総がけするというぐらいASIの世界にかけてるわけです」

ソフトバンクグループの孫正義社長は株主総会で、人類をはるかに超える人工超知能=ASIの分野で、産業基盤の中核的な立場になると目標を語りました。

会社は傘下に、スマホ向けの半導体設計のシェア99%を占める「アーム」を抱えていますが、今年後半には、AI分野に強いとされるアメリカの半導体設計会社「アンペア」をおよそ1兆円で買収する予定です。

さらに、生成AIを手がける「オープンAI」に4.8兆円を投じる方針を示しています。

ソフトバンクグループ 孫正義 会長兼社長
「未上場の会社に対する投資金額で、1社で4.8兆円というのは、歴史上最大規模であります。僕の信じるところによると、オープンAIは地球上で最も価値のある会社になると心から信じてます」

一方、自身の後継者について問われると、「私の頭の中では何人か後継者になる可能性のある人を絞っている。何があっても任せられるように気持ちの準備はしている」とし、グループ内の社員に後継者の候補がいると明かしました。