北九州市教委が最終判断 手の症状は「プールサイドのマットによる圧迫痕」、 腹痛については「手の症状との関連性はなく、個人の体調や体が冷えたことによるもの」

6月27日の会見後、市の教育委員会は職員による現場での検証とそれを踏まえた医師への聞き取りを実施した。

・北九州市教委職員による現場での検証
教育委員会職員により、マット上での立ち座りの検証(事故当日に児童がマット上で行った立ち座りの回数は11回)を実施したところ、児童が手のひらや手根部に訴えた症状と同様の発赤(圧迫痕)が認められた。

・現場での検証を踏まえたうえでの医師(北九州市立八幡病院・伊藤重彦名誉院長)の見解
【手の症状について】
「樹木、害虫、水が原因の場合、発赤等症状の出現時間に個人差があり、短時間、同時期に、多くの児童で同じ局部に症状が出現することはない。アレルギー症状であれば、かゆみを訴える児童もいることが多く、この点からも、これらが原因である可能性はほとんどない」
【腹痛について】
「腹痛と手の症状と、同じ原因から連動しているとは考えにくい」

北九州市教委は7月3日、
①教育委員会による検証(水質検査、樹木検査、現地調査、ヒアリング調査など)②児童の病状経過及び医師による医学的見地からの見解
を踏まえたうえで、
6月23日に高蔵小学校で発生した事故について
手の症状については「プールサイドのマットによる圧迫痕」
腹痛については「手の症状との関連性はなく、個人の体調や体が冷えたことによるもの」
と最終判断したと明らかにしました。