政府はきょう、2023年度の食品ロスの発生量が推計値で464万トンとなり、統計開始以降で最も少なくなったと発表しました。
農林水産省と環境省の推計によりますと、2023年度の食品ロスの発生量は464万トンと前の年度より8万トン減少し、2012年の統計開始以降で最も少なくなりました。
このうち、商品の売れ残りや飲食店での食べ残しをはじめ、食品産業で発生する「事業系食品ロス」は231万トン。一般家庭で未開封の商品を食べずに捨てるなどの「家庭系食品ロス」233万トンを初めて下回りました。
背景には、2023年5月に新型コロナが5類に移行して外食需要が増した一方で、賞味期限の延長や「3分の1ルール」の緩和といった商習慣の見直しが進んだことなどがあるとみられます。
ただ消費者庁の推計では、食品ロスによる経済損失は4兆円に上っていて、国民1人あたりに換算すると1年間で3万円あまりとなります。
消費者庁は「関係省庁などと連携して、より一層の食品ロス削減のための取り組みを進めていく」としています。
食品ロス量の推計値464万トンは、2023年に国連世界食糧計画(WFP)が飢餓に直面する人のため支援した食料370万トンのおよそ1.25倍にあたります。
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