高温に関する九州北部地方気象情報が、今年初めて26日に発表されました。

福岡管区気象台によると、九州北部地方では6月29日から7月1日にかけて、高気圧に覆われて晴れる日がある見込みで、最高気温が35度以上の猛暑日となる所があるとしています。

梅雨明けの発表とは

九州北部地方の梅雨明けを発表するのは福岡管区気象台です。

太平洋高気圧が強まったり梅雨前線が消滅したりして、今後晴れの日が続くと予想された場合などに「梅雨明けしたとみられる」と発表されます。これはあくまでも速報値で、その後の天候経過を総合的に検討して確定値が発表されます。

統計が残る1951年以降で、九州北部地方の梅雨明けで最も早いのは、1994年7月1日、次いで1978年7月3日となっています。

九州北部地方の梅雨明けは近い?

ところで「高温に関する気象情報」と「梅雨明けの発表」に関連はあるのか。過去に発表された、高温に関する気象情報の最初の日をさかのぼってみると…

2024年7月19日→梅雨明け7月22日(速報値)7月17日(確定値)
2023年7月13日→梅雨明け7月25日
2022年6月28日→梅雨明け6月28日(速報値)7月22日(確定値)
2021年7月16日→梅雨明け7月13日

ここ4年間をみると、梅雨明けの発表の日の前後に、最初の高温に関する情報が発表されていることがわかります。

近く九州北部地方の梅雨明けの可能性が高まったとみることができるかもしれません。6月中に梅雨明けが発表されれば、観測史上最も早くなります。

(気象予報士・平地真菜)