保安官が足りない!
毎年140人ほどの卒業生を送り出していますが、海上保安庁全体では人員の確保に苦心しています。

海上保安大学校 筒井直樹 校長
「全体的に欠員はあると思っています」

沖縄県・尖閣諸島周辺の警備強化などのために海上保安庁は、巡視船艇を次々と増やしていて、その乗組員の確保もあって職員の定員は、この10年で1200人以上増えました。
一方で、特に20代や30代の若年層で全国が対象となる転勤を嫌ったり業務が自分に向いていないなどとして、昨年度は389人が自己都合退職しました。
自己都合退職者は増加傾向で職場によっては定員を満たせない状況が生じています。