鳥取県米子市に住む50代男性が、「18億円を贈与します」という偽のメッセージをきっかけに、約8万円の詐欺被害にあっていたことがわかりました。

鳥取県警によると、今年4月26日、男性のスマートフォンに「18億円を贈与します」というプラスメッセージが届き、男性は添付されたURLをタップしたといいます。
すると、インターネットサイトが表示され、男性はサイトのメッセージ欄に18億円を受け取る意思がある旨を入力し送信しました。

その後「お客様窓口担当」を名乗る人物からアカウント作成を求められ、贈与金が受け取れると信じた男性は個人情報を入力してサイト上でアカウントを作成。
すると「口座開設費用」や「パスワード設定費用」などの名目で電子マネーの支払いを要求されたそうです。

男性は4月28日から5月10日までの間に、市内のコンビニで計5回、合計7万7,000円分の電子マネーを購入。その都度プリペイド番号をサイト内の入力フォームに入力したということです。

サイト上の口座には「18億円の残高」が表示されていましたが、本当に受け取り出来るのか不安になった男性がインターネットで調べたところ、「このサイトは詐欺」という情報を発見。
詐欺被害に気づき、警察に届け出たということです。

警察は「見知らぬ人がお金をくれることはありません」「メッセージの内容をうのみにせず、サイト登録や電子マネー購入を求められても絶対に応じないでください」と注意を呼びかけています。