前の3人を信じて臨んだリレー

そして、4×100メートルリレーにはアンカーとして出場。狙うのはもちろん「金メダル」。

(上山選手)
「アンカーのメンバーを見れば、100mの決勝に残っているメンバーしかいないですし、『どうやってこの人たちに勝てるんだろう』というところはありましたけど、結局リレーは4人の力なので、他の3人がつないできてくれて僕のところに来るので、僕は本当に前の3人を信じて…」

上山選手は1位でバトンを受け取るも、終わってみれば順位は5位。またしても世界のトップランナーたちとの差をまざまざと見せつけられました。

(上山選手)
「僕は一番で(バトンを)もらうことを想定して、レースに臨んでいたので、想定通りではありましたし、そこをどれだけ耐えられるか、どれだけ粘れるかっていうところで、一番でもらってそのままゴールすれば金メダルだった。それを5番まで下げてしまったのは、すごく悔しい。本当に悔しい気持ちが残りました」

パリオリンピックで自らの弱さを痛感。「世界でも通用する力」を身につけようと、冬季練習ではハードなトレーニングにも耐え続けました。全ては、もう一度世界の大舞台で活躍するために。