アメリカのトランプ大統領は、イランの核施設への攻撃を広島と長崎への原爆投下になぞらえて「戦争を終結させた」と述べ、攻撃を正当化しました。

NATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席するため、オランダ・ハーグを訪れているトランプ大統領は25日、アメリカ軍によるイランの核施設への攻撃を、第二次世界大戦での広島と長崎への原爆投下になぞらえ、「広島や長崎をたとえにしたくないが本質的に同じもので、アメリカの攻撃が戦争を終結させた」と述べて、イランへの攻撃を正当化しました。

アメリカ トランプ大統領
「あの攻撃が戦争を終結させたのです。広島や長崎をたとえにしたくはないが本質的に同じもので、あの攻撃が戦争を終結させた」

また、ニューヨーク・タイムズなどが情報機関の分析として、アメリカ軍による攻撃はイランの核開発計画を「数か月」遅らせただけだなどと報じたことについて、トランプ氏はこれを否定し、「核施設は完全に消滅した」と強調しました。そのうえで、イランが再び核施設を建設した場合には、再び攻撃するとの考えを示しています。

また、トランプ氏は、イスラエルとイランの停戦について「とてもうまくいっている」と評価しました。