自民党が参院選の公約として掲げる方針の現金給付案について、千葉県の熊谷知事は「自治体職員を巻き込むような非効率的なこと」などと指摘し、国に対して改善を求めました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「市区町村の職員からすると、もう何回目だと、こういう気持ちが率直なところだと思うんですね。国の都合で決めた給付金の事業に地方自治体の職員をこんなに巻き込むような非効率的なやり方というのは、すぐに改めるべきだというふうに思っています」

自民党が来月の参院選の公約として掲げる方針の現金給付案について、千葉県の熊谷俊人知事はきょうの会見でこのように指摘し、「非効率なことだ」と話しました。

また、熊谷知事は「市区町村の職員は足りてない状況で、同じ業務であったとしても負担の度合いが増している」としたうえで、「国が全国一律で給付できるような設計を実現してほしい」と改善を求めました。