サッカー明治安田J2のカターレ富山はリーグ戦では16試合勝利から遠ざかっています。なかなか勝利が遠く、長いトンネルの中にいるカターレ。勝利のカギはどこにあるのか安達亮監督を直撃しました。安達監督は「攻撃型にシフトはしていってくれている」とチームの状況を話し、勝利へのカギは「勝利のカギは選手が試合を楽しむ」ことだと言います。

11年ぶりのJ2で戦うカターレ富山は3月9日のジュビロ磐田戦での勝利以来、リーグ戦で16試合勝ちから遠ざかり、5月27日には監督を交代。

安達亮監督が就任後の試合も1引き分け、3連敗とカターレは長いトンネルから抜け出せずにいます。

25日の練習後、安達監督がまず語ったのはサポーターへの思いです。

カターレ富山 安達亮監督
「この間もゴール裏で応援してくれている人たちと少し話をしましたけど、本当に熱くて」
橋本星奈アナウンサー
「(前節・アウェー)いわき戦のあとですよね、どういった会話を?」
カターレ富山 安達亮監督
「罵声を飛ばしていただきました。『何やってんだ!』って。申し訳ないなっていう思いがありますね、勝ちきれなかったんで。自分になって4試合で、まだ1勝もしてないんでね、なんのために監督代えたんだっていうふうにね、サポーターの方は怒っても当たり前なんでね、しっかりそれは受け止めて、次の試合に臨みたい」

攻撃的なサッカーが特長の安達監督。チームの状況に関しては――

安達監督
「攻撃型、攻撃側のほうにシフトはしていってくれていると思います。ただ表現できてるかっていうとまだ2、30%しかできてないかなとは思いますけど、むしろその残りの70、80%に伸びしろがあるというふうに捉えてますけど」
橋本アナウンサー
「いまカターレが勝つために必要なことって?」
安達監督
「一言で、”自信を持ってプレーする”。できると思います。どうしても結果のことが気になるので、少し怖がって守りに入っている。当たり前ですけどね。そこを頑張って打破して自信をもってのびのびプレーさせる。そのことがいま1番だと思います」

そのうえで、勝利のカギは選手が試合を楽しむことだと言います。

安達監督
「もっと楽しむ。楽しむの表現が難しいですけど、我々にしか楽しめない瞬間だと思うんですよね。この残留争いとか負け続けているときほど、大変なことはなくて。これを楽しめたら勝ちなんですよね。チャレンジしてほしいですね」

勝負の後半戦、序盤はJ2上位チームとの試合が続きます。いまこそ「不屈」の精神で、勝利の積み重ねを誓います。

安達監督
「必ずいい試合をして結果がついてくるように頑張りますので、ぜひまた応援に来てください。よろしくお願いします」

カターレ富山の次節は28日午後6時からホーム・県総合運動公園陸上競技場でジェフユナイテッド千葉と対戦します。