長崎県内では25日夜からの大雨の影響で土砂崩れや家屋の倒壊が相次ぎました。気象台はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして引き続き土砂災害に注意を呼びかけています。
長崎県などによりますときょう午前7時前、長崎市相川町で国道202号沿いの斜面が・長さおよそ30メートル・高さおよそ20メートルにわたって崩れました。

このため、現場付近の国道およそ100メートルが全面通行止めとなっていて、県はあす午前5時半に片側交互通行とする予定ですが、今後の天候などにより通行止めを継続する場合もあるとしています。
また、佐世保市日宇町では25日午前4時過ぎ、木造2階建て住宅1棟が倒壊しているのが見つかりました。

警察によりますと倒壊した家にはことし1月頃まで高齢の男性が住んでいましたが、現在は空き家になっていてけが人はいないということです。気象台によりますと、佐世保市では25日、午前11時40分までの24時間に133.5ミリの雨が降っていました。
気象台によりますと県内は26日、明け方にかけても梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となり大雨となるおそれがあります。
気象台は、南部と北部ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして引き続き土砂災害に注意するよう呼びかけています。