難民のための文化・芸術フェスティバル「難民ウィーク」が今年、初めて日本で開催されました。デザインを担当したイラストレーターが絵を通して伝えたい想いとは何だったのでしょうか。
日曜日、東京で行われたイベント。「難民ウィーク」は、戦争や迫害を受けて故郷を追われた難民に敬意を表するための一週間で、世界17か国で開催されています。
今年、初めての開催となった日本で主要なデザインを任されたのは、イギリス・ロンドンに住むイラストレーターのクラーク志織さん。クラークさんがこの仕事を引き受けたのには、ある想いがありました。
イラストレーター クラーク志織さん
「『レフュジー(難民)』という言葉がマイナスの文脈で語られるのをよく見るし、自分もいつか標的にされるかもしれないみたいな怖さがあった」
故郷を追われた「難民」ではないものの、アジア系としてイギリスで暮らす自らの境遇と重なる部分があったといいます。
イラストレーター クラーク志織さん
「皆『人間』というか、『同じ日常を普通に送りたいと思ってる人たちだよ』というのをなんとなく出せたらなと思って」
難民は誰かを脅かす存在ではなく、生き延びるため、ただ、そこに辿り着いた人々。そうした想いを絵に落とし込んでいきます。そして出来上がったのは、異なる肌の色を持つ人たちが思い思いの服を着て肩を寄せ合う一枚。共に生きる「日常」を描きました。
迎えた日本でのイベント当日。イラストは渋谷のイベント会場を彩っていました。
3年前、戦禍を逃れ日本に避難してきたウクライナ人は…
3年前ウクライナから避難
「このようなイベントを通じて(難民に対して)どのように手助けができるか理解できると思います」
難民と社会との繋がりは広がっていくのでしょうか。
イラストレーター クラーク志織さん
「『難民』という言葉がマイナスだったり、暗いイメージを持たれてしまっているけど、その向こうに人がいて、“人と人”との繋がりなんだということを広めていきたいなって思います」
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