イスラエルとイランの停戦合意をめぐり、アメリカのウィットコフ中東担当特使は、正式な停戦の開始後、イランとの間で「包括的な和平合意」の締結を目指すとの考えを明らかにしました。

アメリカ ウィットコフ中東担当特使
「イランと向き合い、『包括的な和平合意』を締結する時が来たと考えています。その目標の達成を確信しています」

ウィットコフ中東担当特使は24日、FOXニュースに出演し、トランプ大統領がアメリカ東部時間の25日午前0時がめどだとしている正式な停戦の成立を受けたイランとの対話の方針について、このように話しました。

ウィットコフ氏は和平合意について、「イランの復興と繁栄に加えて、湾岸諸国の経済成長に繋がるものだ」とした上で、ウラン濃縮を伴う核開発の継続は認められないと強調しました。

また、イランの核施設への攻撃では、地下施設は破壊できず、核開発計画を「数か月」遅らせただけだと、アメリカの情報機関が分析したとの報道について問われ、「目標が達成されなかったとする報道は荒唐無稽だ」と話しました。