きのう記録的な大雨に見舞われた岐阜県高山市では昨夜、市の全域で水道水が止まる「断水」のリスクに直面しました。急な対応を迫られた市民を取材しました。

大雨から一夜明けた高山市の宮川。まだ流れが速く濁っています。

(通学中の女子児童)
「(きのう帰る時の川の水位は)あそこに階段あるじゃないですか。あそこの階段の途中まで水が来ていて。まじで怖かったです。びびりましたよ」

高山市内では別の川でも水位の上昇がみられました。きのう正午ごろ江名子川では濁流が暴れ、今にもあふれ出そうな状態に。きのう午後1時20分までの12時間雨量は190ミリと6月としては観測史上、最も多い雨量となりました。この大雨が思わぬ形で市民の“暮らし”を揺るがせました。

川の水が濁りすぎたため、市内の浄水場で水道水を作れない、つまり市内全域が「断水」するリスクに直面したのです。