台風「1号」が遅い年は“短期間に集中する”傾向 過去には甚大な被害も

山形キャスター:
今年、台風1号が発生したのは6月11日と遅く、6月以降にずれ込むのは、2016年以来9年ぶりとなりました。

台風の発生数は平年25.1個ですが、台風1号の発生が6月以降の年でも、年間の発生数は、ほぼ変わらず平年並みだということです。

【台風の発生数】
1952年 27個
1973年 21個
1983年 23個
1984年 27個
1998年 16個
2016年 26個

ただ、発生が遅いことで“短期間に集中する”傾向にあるといいます。

2016年は、7月3日に台風1号が発生しました。7月~10月の間に11個が接近し、6個が上陸しました。これは、1951年の統計開始以降、2番目に多かったということです。

北海道では、半月の間に5つの台風が接近・上陸し、死者・行方不明者が出る甚大な被害となりました。

さらには、ジャガイモやトウモロコシなど農作物にも被害が出て、ポテトチップスが一時品薄状態になりました。