県立高校の再編計画に伴い、2027年度に下北地区に統合校が設置されることを受け、青森県むつ市の宮下宗一郎市長が青森県教育委員会に対して、統合校検討委員会を早期に設置するよう要望しました。

むつ市の宮下市長は9日、青森県教育委員会の和嶋延寿教育長を訪ね、県立高校の再編計画に関してむつ市を始め13団体が参加した要望書を提出しました。
再編計画では、大湊高校とむつ工業高校の統合が2027年度に計画されています。
青森県は、統合校の開設準備委員会を2025年度に設置する予定としていますが、むつ市などは早期に基本計画などを決めるため、2022年度中に「統合校検討委員会」の設置を求めています。


※むつ市・宮下宗一郎市長
「我々は地域のエゴを押し付けているわけではない。子どもたちの未来を心配してきょうここにきている。みんなで新しい学校をどううまく作っていくかを考えていきましょうという提案をしている。今後の前向きな回答に期待したい」


要望に対して、和嶋教育長は、「対話を続ける」と述べるに留め、議論は平行線に終わりました。